
今日のセッションは、
私の心を大きく癒してくれるものでした。
患者様のご了承をいただいたうえで、
その一部をご紹介させていただきます。
その方は、ある部位のがんを患っておられる
男性でした。
ご自身のがんの原因や今世での使命、
食べ物や代替療法のこと、
ご両親やお子様についてなど、
さまざまなご質問をお持ちでした。
彼はこれまでに精神世界について
多くを学んでこられ、
この病がカルマによるものなのかという点にも
深い関心を寄せておられました。
現在、別の代替療法においてお墓参りを勧められており、
ご先祖様を一人ひとり調べ、
その方々のカルマ解消のために
謝罪して回られているとのことでした。
まず、一つの過去世が視えてきました。
それは、日本のお城で斬首役
という職業に就いていた時代でした。
斬首役とは、罪人の首を斬る仕事です。
罪人が苦しまないようにするためには、
相当な剣術が必要であったと思われます。
その人生を終えたとき、
彼の中には一つの大きな心残りがありました。
それは、冤罪だと気づきながら
斬ってしまった一人の人のことでした。
そのことがどうしても忘れられなかったのです。
その人生を終えて中間生へ行った際、
彼は冤罪で斬ってしまった魂と再会しました。
彼はその魂に心から謝罪しました。
すると斬られた魂は、「大丈夫です。
あなたには悪意はありませんでした。
それはあなたの仕事だったのです。
私はあなたを許しています。」
と、喜びの中で答えました。
その赦しは、本当に大きなものでした。
しかし彼自身は、
自分がしてしまったことに意識が向き続け、
自分を責めることをやめられませんでした。
自分を律することに徹し続けたのです。
彼はとても真面目な魂でした。
そこでマスターをお呼びしました。
「あなたのがんの原因は、
あなたが自分自身を許さなかったこと
にあります。
自分を律するために、
あなた自身がそれを作り出しました。
どうか自分を許してあげてください。
あなたはすでに赦されています。
あなたを許していないのは、あなた自身なのです。」
彼は尋ねました。
「私はご先祖のお墓を一人ひとり巡り、
謝罪して回る必要があるのでしょうか。」
マスターは答えました。
「あなたがそうして巡っているのは、
過去世で斬った魂たちに謝罪したいという思いからです。
しかし、あなたはすでに赦されています。
ご先祖に謝罪するよりも、ご先祖の存在があって
今のあなたがいることへの感謝の気持ちこそが、
最も彼らに届きます。」
さらに彼は、
「がんを治すために墓参りを続け、
先祖を遡って謝罪し続けるように言われています」
と伝えました。
マスターはこう続けました。
「それもまた、
あなたが過去世で斬った魂たちに
謝罪したいという思いが引き寄せたものです。
しかし、
その魂たちもあなたを赦しています。
あなたの今世の使命は、この大きな赦しを受け取り、
あなた自身がその赦しを表現することです。
想像してみてください。
冤罪で斬られた魂も、
喜びの中であなたを赦しています。
その大きな赦しを感じてください。
そしてこの人生で、あなた自身がその赦しそのものに
なるのです。」
続けて質問がありました。
「患部に貼っているシートは効いていますか?」
マスターは答えました。
「あなたが日々、その赦しを感じること、
その手に赦しを感じながら
患部に手当てすることの方が、
そのシートよりも効果的です。
頭で考えるのではなく、感じることです。」
男性は、子どもの頃から手足の先が冷え、
霜焼けができているとも話されました。
「イメージしてください。目を閉じてください。
これはどこでもできます。
電車の中でも、トイレでも構いません。
あなたは赦されています。
なかなか感じられませんね。それでは目を閉じて、
何度も言ってください。
『私は赦されている。赦されている』と。
すると手先がジリジリするのが
分かるでしょう。
指先や足先にも赦しのエネルギーが
巡ってきたとき、それは赦しを感じられているサインです。
このワークを毎日行ってください。
今日は、お墓での謝罪の代わりに、
この赦しのワークをお伝えしました。」
すると彼は、
「はい、手先がジリジリしてきました」
とおっしゃいました。
彼はさらに尋ねました。
「実は私の父も、同じように手先が冷えるのですが、
それも同じ原因でしょうか。」
マスターは答えました。
「お父さんは肺の気虚が原因です。
お父さんには呼吸法が効果的です。
同じような症状でも、
原因は十人十色なのです。」
その後、ご家族のことについても見ていきました。
興味深かったのは、
同じような状況がご家族それぞれに
起きていても、その原因は一人ひとり
異なるという点でした。
セッションが終わったのは、
約二時間後でした。
彼のマスターから、
本当に多くのことを学ばせていただきました。
たくさんのご質問をご用意くださっており、
時間はあっという間に過ぎていました。
セッションが終わったとき、
私は深い赦しのエネルギーの中にいました。
それは、一つの境地のような感覚でした。
最初、彼の過去世は、謝罪のエネルギーと
自分を律するエネルギーに満ちていました。
しかし、
マスターから授けられたワークを続けるうちに、あらゆる感情が静まり、
最後に残ったのは「感謝」の境地でした。
赦しのワークとは、感謝が溢れる境地そのものだったのです。
セッションが終わったとき、
私は一つのことに気づきました。
実は前夜、
私は夫に対して大きな怒りと失望を抱えていました。
愛されたいのに愛されない——
その感情に押しつぶされそうに
なっていました。
自分は愛されない存在なのだと感じ、
苦しさに呑まれていたのです。
けれども、このセッションが終わったときには、
心がすっきりと晴れ、
喜びへと変わっていました。
赦しと感謝、その先にあるのは
「大きな喜び」なのだと、
はっきりと知ることができました。
このような大切なことを教えてくださる
皆様のマスターは、本当に素晴らしい存在です。
心より、ありがとうございます。