
今回は読者さまから「姓を残せないこと」についてのご相談をいただきましたので、ご先祖さまとのつながりについてお話ししたいと思います。
ここでは、これまでの多くのセッションを通じて中山が感じてきたことを、わかる範囲でお伝えします。
ご相談くださった方は三姉妹で、皆さま結婚されて姓を変えられました。
そのため「元の姓を継ぐ人がいなくなるのでは」と心配され、ご先祖さまに申し訳なく思っておられます。
そして「いまからでも元の姓に戻るべきなのか」と悩まれているのです。
私がセッションで強く感じるのは、ご先祖さまが本当に望んでいるのは「子孫の幸せ」である、ということです。
たとえ生前に仲違いがあったとしても、肉体を離れた後は愛に包まれ、子孫を思う気持ちに変わります。
姓を継ぐことよりも、ご先祖を思い出し、感謝を伝えることが何よりの供養になるのです。
時に、成仏できていない魂に出会うこともあります。
しかしそのために特別な儀式や高価なものを用意する必要はありません。
祈りや感謝の気持ち、共感の心こそが、ご先祖にとって大きな助けになります。
生前の行いは少なからず子孫に影響を与えますが、それもまた私たちが繋がりの中に生きている証です。
ご先祖の存在を身近に感じることがあるのも、子孫を守ろうとする深い愛ゆえです。
だからこそ、まずは自分が幸せに生きること、そして日々「ありがとう」と祈ることが、ご先祖にとって最大の喜びになります。
あるセッションで、心の病を抱えていた方の前に、そのご両親の魂が現れたことがありました。
ご両親は生前ずっと不仲で、そのことが子どもに苦しみを与えていたと謝り、霊界で和解し、愛のメッセージを届けてきました。
その瞬間、マスターが「過去が変わった」と告げたのです。
物理でいうなら、時間は一本の直線ではなく「場」のようなもの。
今の調和が波紋のように広がり、過去や未来にまで影響を与える――そんな出来事でした。
実際にその方は、セッション後に「仏壇から両親の気配を感じるようになった」
「心の中から不仲な両親のイメージが消えた」と伝えてくださいました。
この世界を超えた領域では、過去も未来も「今」とつながっています。
だからこそ、子孫が感謝を持って幸せに生きることが、ご先祖の魂を癒やし、同時に自分自身をも支えてくれるのではないでしょうか。
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