
昨日のセッションは、言葉にならないほど深いものでした。
クライアントのMさんのご了承をいただき、ここに記させていただきます。
Mさんは、最愛のご主人を亡くされたばかりでした。
お越しになったときから涙があふれ、胸の奥からこらえきれない悲しみが伝わってきました。
ご主人は、闘病を乗り越えて回復された矢先に、突然この世を去られたのだそうです。
お部屋に入られた瞬間、私の胸もズキリと痛み、「ただただ癒されてほしい」と心から思いました。
ご主人からの深い愛のメッセージ
誘導が始まってすぐ、亡くなられたご主人が現れました。
ご主人は静かにこう言いました。
「私一人では、彼女を癒せない。」
その言葉とともに、ご主人は一人の女性を連れてこられました。
それをMさんにお伝えすると、Mさんはすぐに「誰なのか」気づかれたのです。
それは、ご主人と前の奥様との間に生まれた娘さんでした。
Mさんと娘さんはとても仲が良く、亡くなってからも娘さんのもとには、ご主人の思いが何度も届いていたそうです。
「お父さんが、Mさんのことを頼むって言ってる」
娘さんはそう感じ取っていたと話してくださいました。
彼女には、見えない世界の声を受け取る感性があるのです。
Mさんは、「なぜ突然逝ってしまったのか」「もっと一緒にいたかった」「本当に愛していた」と涙ながらに語りました。
そして、「もしかして自分のせいではないか」と、理由を探しては自分を責めていました。
しかし、ご主人の魂は、そんなMさんのそばにずっと寄り添い、
「これからも一緒に歩いていく」
と語られました。
まるで、手をつないで一歩一歩、同じ階段を上っていくように。
Mさんは泣き続け、ご主人は優しくその姿を見つめていました。
年の離れたご主人のまなざしは、深い愛と包容力に満ちていました。
「私は上(光の世界)には行かず、彼女とともにここにいる。」
その言葉には、生前から交わしていた約束の響きがありました。
私は、その深い絆と、変わらぬ愛の力に胸を打たれました。
マスターからの導き
次に、Mさんのマスターをお呼びしました。
マスターは静かに語りかけました。
「彼を、あなたの中に迎え入れてください。」
その言葉に、Mさんは涙ながらに答えました。
「私はずっと、彼の中に入りたいと思っていました。でも……」
Mさんの中にあたたかな光が広がっていきました。
ご主人の魂とMさんの魂が、互いに響き合い、完全に一体化しました。
その後、Mさんの意識を感じた時、ここに来られた時のMさんとは別人のような意識を感じました。
さっきまで泣いていたMさんの中にユーモアと湖のような静かな空間を見ました。
彼女はいいました。『夫はとてもユーモアのある人でした。そして私は夫の中に湖のような深く美しい性質をいつも感じていました。』
彼は、Mさんと共に生きていく道を選びました。
そして二人で一つの御魂になりました。
このようなセッションは初めてで、私は大変に驚きました。
こんなことが起こり得るのか。
私にはわからないです。ただ、私の見たありのままをお伝えしました。
今日もありがとうございます。