
「日本人が調和を取り戻す時が来た」
この言葉は、これまでにも様々な場面でお伝えしてきました。
近年のAIの発展は目を見張るものがあり、私たちを取り巻く環境は驚くほどの速さで変化しています。
とくにここ数年は、私もそのスピードに心が追いつかずにいます。
先日、ふと悩み事をAIに投げてみたら、驚くほど的確な返答をくれました。
いつの間にか恐ろしく進化しています。
一瞬、人間との対話と錯覚してしまうほどです。
ただ、その反面にアメリカではAIに相談していた青年が、
AIとの対話から自殺してしまうというショッキングなニュースもあります。
以前、大学院でAI研究をしている私の息子が、セッションでマスターにこう尋ねました。
「これからの時代、私たちに必要なスキルは何でしょうか?」
マスターは答えました。
「共感力です」
そして続けて、「いのちの教育」について語ってくれました。
どちらも新しい概念ではありません。
しかし、改めて考えてみると、技術が進めば進むほど、
私たちが置き去りにしてきた“古くて大切なもの”が、
より必要とされる時代になっていることに気づかされます。
マスターの言う「いのちの教育」は、命をつなぎ、
生かされて生きる私たちにとって、とても大切な視点です。
私たちは 自然に生かされている存在。
先祖から子孫へと命をつないでいくことで 生かされている存在。
そして、食べるという営みを通して 他の命をいただき、生かされている存在。
これらは過去から未来へと続く、いつの時代でも決して変わることのない真理です。
しかし、科学の発展とともに、こうした「当たり前の奇跡」は次第に軽んじられ、
意識から遠のいてしまいました。
その影響が、今の社会の揺らぎとして表れているのかもしれません。
現代社会で起こる様々な問題が
この「いのちの概念」が軽んじられてきたことによる弊害だと私は考えます。
「日本人がかつて大切にしていた調和の精神」
とは、
生かされていることへの感謝や、
命を受け継いでいく責任感から自然と芽生えてきたものなのだと、
最近強く感じるようになりました。
マスターが伝えてくれた、
「自然との関わりや命の連鎖を理解する教育」
については、別途詳しくまとめていますので、ご興味のある方はぜひお読みください。
いのちの教育
本日も最後まで読んでくださり、心より感謝申し上げます。
