
私が自分の人生に「これは何かに導かれているな」と感じ始めたのは、高校生の頃でした。
きっかけは、決してロマンチックなものではありません。むしろ、かなり現実的で、少し切ない始まりでした。
中学生の頃から、母との関係は大きくこじれていました。
そして高校2年生のとき、私は家を出ます。
親戚の家に身を寄せ、そこから学校へ通う生活が始まりました。
高校3年生になり、進路を決めなければならない時期。
「これからどう生きていこう」
答えがまったく見えない中で、なぜかテレビをつけるたびに目に入ってくるものがありました。
−−鍼灸。
一度や二度ではありません。
チャンネルを変えても、日を変えても、気づけば鍼灸の特集ばかり。
あまりに続くので、ある日ふっと思ったのです。
「……もう、これでいいか」
こうして私は、深く考えることもなく鍼灸師になると決めました。
今思えば、ここが人生の大きな分岐点でした。
ちょうどこの頃から、不思議なことも起こり始めます。
予知夢を見るようになったのです。
高校卒業後、私は内モンゴル医科大学へ渡り、中国語と鍼灸を学び始めました。
ところが、現地の教授にこう言われます。
「日本の鍼灸も、今はかなり進んでいるよ」
その一言で、私はあっさり帰国。
在学わずか3か月でした。
「じゃあ日本で資格を取ろう」
決断は驚くほど早かったのです。
帰国後は徳島でアルバイト生活。
その後、のちに夫となる人と一緒に上京し、彼は大学へ、私は鍼灸の専門学校へ進学しました。
ところが、人生はここで一気に加速します。
専門学校2年生のとき、妊娠が発覚したのです。
本来なら退学になってもおかしくない状況でした。
けれど、ここでも“たまたま”が重なります。
当時の校長先生が、なんと産婦人科医。
「勉強しながら産みなさい」
そう言ってくださったのです。
私は3年生で出産し、その後すぐに国家試験を受けました。
今振り返ると、無謀にもほどがあります。
正直、自分でも「よくやったな」と思います。
でもこの頃、不思議な夢を何度も見ました。
そしてさらに驚くことに、試験前に夢やふと目にした内容が、そのまま試験に出るという体験を何度もしたのです。
結果、なぜか成績優秀で卒業。
そこからの人生は、まさに怒涛でした。
赤ちゃんを抱え、やがてシングルマザーにもなります。
決して楽な道ではありませんでした。
それでも不思議と、必要なときに必要な人と出会う。
普通ならありえないようなご縁が、次々と現れる。
まるで誰かに背中を押されているように、人生が動いていきました。
今ならはっきりわかります。
これまでのすべての出来事は、
私がこの「能力」を授かるために用意された道筋だったのだと。
導きは、静かに、でも確かに続いていたのです。
ここからしばらくの間、御霊石へとつながるお話をしていきます。
途中セッションのメッセージなどあれば都度お伝えいたします。
どうかお付き合いくださるとうれしいです。
ありがとうございます。