
「教育」についてセッションで教えてくれたことをご紹介させてください。 マスターは「教育」は「命の重さを理解し、尊重する力も持っている。」と言いました。以下はマスターの言葉です。 私たちが「真に価値あるものを理解するため」には、「命の本質を」学び、「感じること。」が重要です。 「自然との関わりや命の連鎖を理解する教育」が必要です。そして 争いの要因になっているものの 1 つに『教育』があることも知っておいてください。 むしろ『洗脳』と呼ぶべきです。 教育という名の下に、大人たちに都合の良い人間を形成するためです。 私たちは、誰かにとって都合の良い「正しさ」を植え付けられています。 教育は絶大な力を持っています。 それは、いい意味でも。悪い意味でも。 そして、今の道徳観の中で、私たちは命は尊いものであり、自分の命を大切にし、他 者の命を決して害してはならないと教わっていますね。 しかし、表面的な理解を感覚的に十分に理解するためには、3 つのカリキュラムを経る必要があります。 それは、『自然と命』、『種と命』、『食と命』の 3 つです。 それぞれ説明していきましょう。 まずは『自然と命』です。 自然は命の土台です。 私たちは、自然に生かされています。 海や大地、水、植物、動物、それらすべてが循環していて、その中で私たちは生きられているということを、身をもって感じるのです。 命にとって、自然はかけがえのないものです。切っても切れない存在です。 自然を壊すことは、命を壊すことだと理解することです。 海を汚せば、それが雨となり、そして、私たちが生きる土壌を汚すことを知るでしょう。 そして、この地球がいかに奇跡的に成り立っているのかを教えてあげてください。 この段階では、あまりに分離してしまった命と自然の結びつきを修復することが目的です。 次に『種と命』です。それは、私たちが人間という種として、脈々と命を継承していることを知ることです。 あなたが親から生まれ、親は祖父母からと。 その長い長い繋がりの中に、あなたがいるということを自覚することです。 そしてそれはあなたの子、そして孫・・・と。 また、長い長い繋がりが生まれていくことを自覚するのです。 私たちはこの命の連鎖を感じる機会を失っていきました。 そうすると、私たちは、自分だけの力で存在し得ていると考えてしまうようになります。 それは身勝手な行動につながるのです。 他者に対してだけではありません。 子孫に対しても身勝手になってしまいます。 自覚を持つことで、次に命をつないでいくことに責任が生まれる。 だから、種として、先祖から引き継いだように、私たちがまた、引き継ぐのだという自覚を持つことが必要なのです。 最後に『食と命』です。私たちは生命を維持、そして繋ぐために、命をいただいています。 私たちが命を食べて、日々、命を繋いでいると実感できたとき、自然と私たちの自身の命の重みに対する理解が芽生えてきます。 この3つの段階を踏んではじめて『命を大切にしなさい。』の真意が伝わります。 ただ、言葉だけで伝えて『はい、理解しました。』というのは、まるで機械のようではありませんか? 私たちは言葉と、それ以上にその身で実感することを望んでいます。 その中で様々な気づきや発見を得られるのが私たち人間なのです。 それを忘れずにいてください。」 最後に、植物と人間はとても近い存在です。 植物に起きることはいずれ人間にも起きることです。 昨今の、遺伝子組み換え」や農薬の問題、汚染の問題。それらはすべて人間に起こり始めるもので、大変危機的な状況です。 |