
今日のセッションでも、
心に深く響く大切な気づきがありました。
ご本人のご了承を得て、その一部をご紹介いたします。
ある女性のお話です。
彼女は以前から精神世界の学びを続けており、
カルマや過去世の存在を自然に受け入れていました。
ご主人との出会いも、「きっと過去世からのご縁がある」と、
出会った瞬間から感じていたそうです。
ところが、結婚後の現実は決して
穏やかなものではありませんでした。
義兄夫婦と義母は、二人の結婚を快く思っていなかったのです。
義兄が親の介護を拒否したため、彼女の夫は結婚後、
義母との同居を選びました。
しかしその生活の中で、結婚後も夫との同居することを許されずに
「家族の中にいるのに、私は家族ではない」
そんな強い疎外感を抱くようになりました。
義母は息子を深く愛していました。
その愛が強すぎたがゆえに、
「息子を嫁に取られた」という思いが拭えず、
彼女を“家族”として受け入れることができなかったのです。
最初は「私が我慢すればいい」と耐えていました。
けれど次第に、結婚関係をを解消したいとさえ思うようになります。
そこで、マスターをお呼びしました。
マスターはこう伝えました。
「これは“試練”ではなく、“実践”です。
あなたがこれまで学んできたことを、
実際の人生で使うための機会なのです。
あなたは今、夫を疑っていますね。
けれど、夫は義母や義兄夫婦を受け入れ、
そして、
今のあなたの心の状態も、すべて受け入れています。」
彼女は反論しました。
「でも、夫は私の気持ちを
考えてくれていないように思います。
私がひどい扱いを受けても
庇ってくれなかったし、義兄夫婦が介護を拒否することも、
おかしいと思っています。」
マスターは続けます。
「あなたは毎日、義兄夫婦や義母への思いを
夫に話していますね。
そのすべてを、夫は否定せず、受け止めています。
兄夫婦や義母のわがままを受け入れ、あなたの愚痴も受け入れている。」
その言葉に、彼女ははっとしました。
「私は……
何も言わず、
すべてを受け入れているだけの夫を、
いつの間にか許せなくなっていました。」
マスターは言いました。
「あなたは“赦し”を実践できます。
そして今、彼らを通して学びを深めています。
あなたにも息子がいますね。
いずれ、その息子にも妻ができ、
あなたは“義母”という立場になります。
そのとき、
あなたは義娘の心を理解できるでしょう。
自分が受け取った痛みを、
次の世代に引き継ごうとは思わないはずです。
彼らは、そのことをあなたに見せてくれています。
もう一つ。
今度は、あなた自身が夫を受け入れてください。
あなたはその深さを、もともと知っていました。
けれど義母や義兄夫婦への感情に巻き込まれ、
気づかぬうちに、
同じ次元へと降りていってしまったのです。
自分の立ち位置を、
もう一度はっきりさせなさい。」
彼女は語りました。
「私はもともと、瞑想を習慣にしていて、
心を静める方法を知っていました。
でも、結婚して彼らとの生活に追われる中で、
すっかり忘れてしまっていました。」
マスターは優しく頷きました。
「そう。思い出してください。
これは“苦しみ”ではなく、
あなたの魂が成長するための
“実践の機会”なのです。」
この物語は、
誰かを変える話ではありません。
自分の立ち位置を思い出し、
どの次元から世界を見るのかを選び直す——
その大切さを、私に教えてくれました。