子供の学習の特性

お子さんの学習についてのお悩みで
セッションを行った際、
とても興味深いことが分かりました。
それは、情報の受け取り方には個人差がある
ということです。
あるお子さんは「聴覚優位」
(耳からの情報が入りやすい)、
また別のお子さんは「視覚優位」
(目からの情報が入りやすい)
という特徴がありました。
多くの場合は、
見ることと聞くことのバランスが取れているため、
教師や親の言葉を視覚的にも聴覚的にも理解できます。
しかし、そのバランスが偏っている場合は、
伝え方を工夫することで理解がぐっと
深まることがあります。
視覚優位のお子さんは、
言葉だけで説明されるよりも、
紙に書いて見せる図やイラストで説明する
文字や色分けを使うといった方法のほうが、
理解しやすくなります。

学校では、できるだけ前の席で黒板が
よく見える環境が望ましいでしょう。
なぜなら、視覚優位の場合、
途中にさまざまな視覚情報
(掲示物や周囲の動きなど)があると、
そちらに意識が向きやすいからです。
また聴覚優位のお子さんには
静かな環境を選んであげるといいです。
さまざまな音に意識が散漫になるからです。

特性を知ることの大切さ
こうした特徴を知ることで、
その子に合った学習方法を
選ぶことができます。
私自身も視覚優位の傾向があり、
聞いて覚えるよりも、
書くことで理解を深める方法を
自然と選んできました。
これは子どもだけでなく、
大人になっても影響します。

以前、ある男性が、「友人が子どものような態度を取るので
困っている」というご相談をされました。
何度言葉で注意しても改善されず、
付き合いをやめたいと悩んでいたのです。
そのとき分かったのは、その友人が視覚優位の傾向を
持っているということでした。

言葉だけで注意されても、情報が流れてしまいやすいのです。
できるだけ視覚的に示してあげるほうが伝わりやすい、
ということでした。

理解が関係性を変える
「その人が悪い」のではなく、「そういう特性があるのだ」と知ること。
それだけで、関係性はずいぶん穏やかになります。
そして、自分自身の特性を知ることもまた、
理解力を深め、生きやすさに
つながっていきます。
学習も人間関係も、その人に合った方法があるのですね。

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