40日 息子と母の40日のセッション記録3はじまり

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初めの言葉 

これは日本に住む、ある特異な能力を持った母親と、その息子のお話です。
この物語の始まりは2009年。
執筆当初から約13年前にさかのぼります。
荒野を彷徨うように生きる僕の母と、これを傍らでずっと見ていた僕・息子が、葛藤しながら次第にある
1つの答えに辿り着くまでの足跡を記録したものです。
本書は、僕、僕の母、そしてその周囲の人たちが、また道を見失ってしまったときに、簡単に
あるべき道に立ち返ることができるようにと執筆することにしました。
その大きなきっかけとなったのが、本書のタイトルでもある『40日』のチャレンジです。
それは僕にとって、父なる母なる私たちの神が、私たちをどれほどにまで愛されているかを知る
重要なきっかけになりました。
このことを感じる瞬間を得られたことに感謝し、そしてこれから、もしも大きな苦しみに苛まれた
時には、どうかこの大切なメッセージに戻ってきてほしいのです。

この40日に起きたことを語る前に、僕の母が得意な能力を得た時のこと、またどのような過程で、
その能力に辿り着いたのかを簡単に知っておく必要があります。
それは、これを読んでいる『僕』が、その先の言葉を理解するためにも、あるいは、
苦難を分かち合い、共感し、同じ歩みで同じ答えに辿り着くためにも必要なことだと思います。

母の半生は、もちろん僕にも大きく影響しました。
特異な能力を持つ母の元に生まれた運命を、不思議に思うこともありました。
また時には、大変な苦しみを共有することもありました。
しかし、その都度、数奇な運命に助けられてきた事実があります。
これらの出来事の中で僕は、私たちの神を信じることができるようになりました。
それは大それたことではなく、単に、己の母を思い出すに過ぎないことです。
そしてそれが、これからの僕の人生の道しるべになります。
それを理解していただくためにも、まずは母の半生を簡単にですが、共有したいと思います。

いよいよ本題を読み進めていただくことになりますが、その前に本書の筋書きを少しだけ
知っておいていただきたいと思います。
本書は僕の母の目線=1人称は『私』=から語られており、ストーリーは大きく分けて
4つの要素で構成されています。
まず初めに、僕の母と祖母の間に起きた、数奇で儚い運命の数々を理解していただくために、
母の幼少期の記憶と祖母自身の半生を書いています。
これは目次の第1章のパート1にあたります。
これらを書こうと決意した理由は、母の幼少期の記憶が、現在までの母の人格形成と心の奥底
に抱き続けている葛藤に大きく作用しているからです。
やはり、親子の関係というのは特別なものです。
その間に起きる不幸な因果は、長い年月が経ってもなかなか消えてはくれません。
そして最も重要なことは、その根源的な原因に特定の悪人や悪魔のような存在がいるわけではなく、
まるで静かな水面に立った小波が波及していくように、人生は巡り合うものだということです。
悲しみが悲しみを生み、不幸が不幸を産むような、そんな『人生』そのものの儚さを
このパートで理解していただきたいと思い、筆を執る決意をしました。

その次に、僕の母の人生に起きた奇跡的な出会いの過程をかいつまんで描いています。
これは第1章のパート2にあたります。
このパートは主に、成人した後の母の記憶になります。
この章では、奇想天外でエキセントリックな母の人生を、ノンフィクションの小説を読むように、
気持ち軽く読み進めていただきたいと思っています。
実際に起きた不思議な体験の数々や、どん底を経験するたびに、奇跡ともいえるような出会いで、
軌道修正されていく様子を知っていただきたいのです。
また、母が特殊な能力を開花する過程や、母と祖母の間にある宿縁を知る出来事など、
この後に続く『第2章 40日』の前段として、重要になる知識が豊富に散りばめられています。
もしあなたが、親子の確執や、人間関係の悩みなど、人生における苦しみの理由を知りたいのであれば、
もしかすると、この章に書かれている僕の母と祖母の確執の原因を読むことで、多少理解ができるように
なるかもしれません。そうなれば、それだけでも僕はうれしく思います。

第3に、ここまで何度も名前のでてくる『40日』というチャレンジの中で起きたことと、そのメッセージ
を伝えています。本書のメインテーマとも言えます。
今読んでいる方は、『40日』という言葉だけ見慣れて、状況は不鮮明という、とても気持ちの悪い
心境だと思います。しかし、これを説明するすることは難しく、何より前段の2つのパートを読んで
からでないと、なかなか理解が追い付かないことであると思います。どうか少しの間辛抱して
読み進めていただきたいのです。
ここに書かれていることこそが、本書で伝えたいメッセージなのです。
これまでの僕と母、そして祖母の半生は、まさにこれらを知るためにあったと言っても過言では
ありません。
これまでの苦悩も、葛藤も、そして受けた恩恵も、そのすべてがこの瞬間を証しするためのものだったのです。
この章では、、あなたに強制する言葉も、押し付ける文言も用意していません。
ただ、あなたを含むすべてのものが愛されているのだと感じて欲しい。という純粋な思いでしかありません。
『特別』という言葉を使うならば、まさにすべての存在が特別なのだと知ってほしいのです。
そして何より、人生の苦しみを取り除く助けになれば幸いだと思っています。

最後に、この『40日』を経て、どんな変化が僕たちに生じたのかについて書いていきます。
これは第3章にあたります。
私たちは人生の中で何を求められて生きるのか、何を求めて生きるのかについて、1連のまとめ
として書いています。

簡単に述べるはずが冗長になってしまいましたが、どうしても全体の筋書きを事前に知って
いただきたかったのです。各パートには、それぞれ込められた意味があります。
それらを、1本の糸で結ぶようにして読んでいただきたいと思ったのです
齢21の文章として、荒い箇所もいくつかあるでしょうが、どうか温かい目で、ご一読ください。

執筆当初 息子21歳

つづく

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