2009年に、偶然の連続から始まったヒプノチャネリングですが、
実をいうと、当時はやればやるほど、私の中に葛藤が生まれていきました。
それは、当時のクライアントさんが、がんを患っておられること、
高次元の存在からのメッセージがあまりに高尚なので、私自身には理解が追い付かなかった。
それと、もう一つ、私を悩ませたのは、クライアントの体の症状をそのまま、私が体験するという点でした。
肺がんを患った方のセッション後、数日間、咳が止まらなくなる。
胃がんを患った方は、その後胃痛が続くなど、まだ、確定診断が出ていないにも関わらず、
転移の場所に違和感を覚えたり、なぜか、私の体にクライアントさんの心身の症状が現れました。
それが、はじめはとても恐ろしいことのように感じていました。
ただ、そうだとしても、受け取るメッセージの素晴らしさに、私は
心惹かれていました。
セッションに入ると、すべてが理解できる瞬間があります。
その空間があまりに素晴らしかったのです。
『ありのままを受け入れる。』境地というのは、こういうことなんだとわかりました。
あえて言葉にすると、それは『魂のまま』ということだと思うのです。
魂のままには、エゴがない、良くも悪くも、人はまいた種を刈り取るようになっていて、
それ自体が自然なことなので、現象自体には良いも悪いもない。
肉体の『死』は死ではない。たとえ、今世、肉体から離れるのが早まったとしても、
悪いことではない、むしろ、それ自体が前に進むことなんだ。
そんなことを深い理解できる瞬間があります。
私の体に起きる現象は、クライアントと『共鳴』していることが原因だとわかりました。
共鳴しなくとも、セッションをすることはできたはずです。
しかし、私自身がそれを選んでいることがわかりました。
なぜなら、その体験をすることで、信じられるようになるからです。
そこまでしないと、私は共感できないのだと思います。
『共感』はおおきな力だと思います。
このエネルギーは内側と外側にベクトルがあると思うのです。
共感してもらうと、人はとても励みになるし、愛を感じることができます。
共感することができれば、人の体験でも自分のこととして受け取れるので、
成長したり、気づきに繋がります。
共鳴といえば、私が鍼灸師としての仕事で行っている、色彩治療は、
色の周波数と細胞の周波数をパワーテストという共鳴反応テストをして診断します。
ヒプノチャネリングと色彩治療はなんだか似ていると思うのです。